2階から雨漏れ発覚!原因追求から解決までの記録。
2024.12.18 (Wed)
京都府宇治市 H様邸 施工データ
お客様のご要望
2階から突然雨漏れがしてきたのでビニールとバケツでしのいでいたのですがさすがに駄目だと思いネットで調べてまるかささんのショールームに相談に行きました。あまり費用もかけられないのでシートをかけてもらいたいとお願いしたところ、シートではその場しのぎになるので解決にはならない、一度見させていただけませんかということなので予算を伝え調査していただきました。後日、見積が出来ましたとのことでショールームに伺い見積もりを拝見すると予算内で雨漏れを止められますとの事。その場で工事をお願いしました。素人なので低予算ならシートしかないと思い込んでいましたが何とかしていただき有難かったです。
担当者より
依頼を受け、現場を拝見させていただきました。どうやら原因は複数の可能性が有りましたがお聞きしているご予算内で何とかなりそうでした。工事もお願いしていただき後は雨漏れを止めるだけです。後はお任せください。
工事写真レポート

雨漏れ部
まずは室内の雨漏れ部分を拝見。場所的に現時点で屋根と外壁の2か所の可能性です。
とゆうわけで屋根に登り原因を探りたいと思います。
屋根現状
屋根に上がると一部、瓦屋根からカラーベストに葺き替え工事をされていました。なるほど…
雨漏れ部分真上
雨漏れ部の真上に到着。
瓦割れはなさそうです。
雨漏れ部分真上
木造なので雨漏れの場合は真下に影響が出やすいです。(違う場合もあります)とりあえず瓦をめくってみました。
下地の状態
判りますでしょうか?黒ずんでいる場所が濡れた後なのですが横から入っているような感じでした。
破風
おかしいと思い破風をのぞき込んでみると…ありましたね。破風が割れて穴が空いています。強風時はここから瓦下にダイレクトで入ります。クラック(亀裂)もありますね。補修1か所目です。
ケラバの垂れ
葺き替え時のケラバの垂れ(垂直に降りている板金)も少し短いので破風の切れ目が見えちゃってます。これも不安があるので直していきましょう。補修2か所目です。
気になるので…
瓦との取り合い部の板金ビスが錆びていていずれ雨が入る原因になりそうです。ここも補修。3カ所目です。
メンテナンス
鬼廻りの漆喰が割れてなくなってました。ここも直しましょう。4カ所目
まずは破風から
さあ、施工スタートです。
漆喰やコーキングを使用し亀裂や穴をふさぎました。覗き込んでの作業なので首が痛いです。
お次はケラバ
ケラバの垂れが短いので
ケラバをカバーして大きめのケラバを付けました。これで破風からの雨は防いだと思います。
瓦の取り合い
雨漏れ部分の瓦下に防水紙を仕込んでいきたいと思います。
野地板補強
下地が弱っていましたので野地板を補強しました。
防水紙
防水紙を仕込んでいきます。これで雨は下には潜れません。
瓦復旧
南蛮(漆喰のお友達)で瓦の土台を作っていきます。
瓦復旧2
瓦を復旧しました。
これで元どうりになりました。
ケラバビス止め
ケラバ部分の瓦をビスでしっかり固定しておきましょう。
雨が入らないようにパッキン付きのビスを使用しています。
鬼廻り漆喰
お次は漆喰工事。
鬼廻りの漆喰を巻いていきます。瓦との隙間が無くなりました。
余ったので…
1か所のつもりが漆喰が余ったので全部巻いちゃいました。もうサービスです。笑
ビス頭コーキング
錆びたビス頭をコーキングしておきました。少しはもつと思います。
カラーベスト割れ
最後にカラーベストの割れがありましたので補修しておきます。
コーキング補修
割れ部分をコーキング補修。簡易修理です。
完了
全工事が完了しました。雨漏れの原因発見から補修までをお送りいたしました。雨漏れは突然起こります。屋根は365日24時間過酷な環境で休むことなくお仕事してくれています。屋根が悲鳴を上げる前に是非点検してあげて下さいね。






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