屋根の上に乗っている瓦製の人形の正体は!!??
2022.05.29 (Sun) 更新
こんにちは😉
宇治市・城陽市の屋根工事・防災・雨漏り専門店まるかさショールーム、スタッフ林です。
いつもまるかさブログをご覧いただきありがとうございます😊
5月も残すところあと少しとなりました。
本日、5月29日は”幸福の日”。
【こ(5)うふ(2)く(9)】(幸福)と読む語呂合わせから、
世界の人々が幸せに平穏に暮らせることを祈って記念日とされたそうです。
現在、世界各地での異常気象・紛争・コロナ、様々な問題に直面している中でも
皆さんにたくさんの幸せが訪れますように💕
さて今日は・・・京都の町によく見る鐘馗さんについてです。
京町屋の屋根の上によくみられる瓦製の人形。
雨にも負けず、風にも負けず町屋の守護神、鐘馗(しょうき)さんです。
鐘馗って一体なに!!??
鐘馗とは、中国に伝わる道教系の神様です。
日本では疱瘡除けや学業成就に効果があるとされています。
ではなぜ屋根の上にのっているの!?と疑問に思われた方もいると思います。
江戸末期頃、京都三条の薬屋が立派な鬼瓦を葺いたところ、向かいの家の住人が
突然原因不明の病に倒れました。
なぜ病になったのかを調べると、薬屋の鬼瓦によって悪いものが
向かいの家に入ったのが原因だと分かりました。
そこで鬼よりも強い「鐘馗」の人形を瓦屋に作らせて屋根の上に据えたところ、
住人の病はたちまち完治したということです。
それ以降、京都の瓦屋根の対面に鐘馗さんを据えるようになりました。
京都を中心に広まりましたが、これは向かいの家が鐘馗を上げると黙って自分の家にも上げるという京都人の
性格も関係し、ご近所で揉めないように正面を向いていない鐘馗さんもいます。
様々な顔の鐘馗さんがいます。
ぜひ、お散歩がてらに屋根の上にいる鐘馗さんを探してみてはいかがでしょうか😚💕