2階から雨漏れが… 数社に見てもらうが原因不明
2024.10.05 (Sat)
宇治市 T様邸 施工データ
お客様のご要望
2階の寝室から雨漏れし畳が濡れしまった。一度も家のメンテナンスをしたことがなかったのでこの際、悪い所は全部見てもらおうと数社にお見積もりを依頼しました。各社とも見積金額がバラバラでびっくりしましたがまるかささんの見積と提案書はとても細かく施工する部分がしっかりと記載されていましたので金額の妥当性が伺えたまるかささんに決めさせていただきました。雨漏れ場所を見つけてくれたのまるかささんともう一社さんだけでした。屋根も交換かと思いましたが一部のみ劣化しているだけで部分交換でまだまだいけますよと正直に言ってくれたのも安心できました。
担当者より
雨漏れは外壁についている換気口の周りから起こっていました。
屋根に登らないとわからない場所でしたので原因不明と言われるのも仕方がない場所です。
瓦はまだまだ頑張れる状態でしたが谷板金が錆びており、この部分は交換をご提案させていただきました。
合わせて外壁のチョーキングやクラックが見られたのもあり、外壁塗装を一緒にご提案しました。
私が担当しました!
代表取締役社長
笠原 亨
- 大切にしていること
- 屋根の大切さを伝える伝道師であること。
お客様の未来の安全にお役する事。
仕事も趣味も全力で楽しんでいくこと。
- 好きな言葉
- 行動こそ真実
工事写真レポート
瓦の状態
いぶし瓦です。瓦の状態はズレや割れもなく良好。
板金と漆喰に劣化が見られますので部分交換していきます。谷板金
谷板金が錆びています。谷板金は穴が空いてしまうと確実に雨漏れします。交換していきます。瓦解体
谷板金は瓦の下に隠れていますので周りの瓦を外していきます。防水紙
古い板金を解体し防水紙を引きます。谷板金設置
新しく加工した谷板金を設置していきます。シーラー
谷板金を飛び越えると水が回ってしまいますのでシーラーと言われる防水のスポンジで土手を高くし多い雨量に備えました。瓦の復旧
外した瓦を戻していきます。白いのは南蛮と言われる葺き土の代わりです。防水性や強度が高いので弊社はよく使用します。谷板金入れ替え完成
瓦を復旧し谷板金の入れ替えが完了しました。銅線
棟を縛る銅線も新しくなり強度も復活です。面戸漆喰
棟の下に見える白い部分も漆喰が塗られていますが劣化すると割れてしまい中の土が流出し棟が崩れてしまいますのでメンテナンスがいる場所です。漆喰完成
面戸漆喰の完成です。塗りたては綺麗ですね。クラックの補修
割れが大きく隙間の幅が広いのでVカットを入れていきます。Vカット
わざと溝を大きくすることでコーキング材を分厚く打つことができます。プライマー
コーキングの接着剤です。コーキング
たっぷり注入していきます。カチオン刷り込み
カチオンとは外壁材の下地塗料ですコーキング跡が判りにくいよう隠します。葺き戻し
外壁と同じ柄を吹き付けていきます。これで補修跡が隠れました。高圧洗浄
下地補修が完了し、外壁にシャワーを浴びてもらいます。下塗り
外壁表面を固め、塗膜の密着を強くします。中塗り
下塗りが乾燥後、選んでもらった塗料を塗っていきます。上塗り
中塗り乾燥後、さらにもう一回塗装。これで計3回塗りです。庇塗装
庇も塗装します。雨樋塗装
雨樋も塗装していきます。雨漏れ場所
今回雨漏れが発生していた箇所になります。換気口の周りが割れていましたのでコーキングにて周りをふさぎました。換気口塗装
コーキングの上に塗装し耐久を上げます。玄関柱
木も塗装します。
今回はキシラデコールを使用し気に塗料を染み込まして色を付けています。木の質感をそのままにした仕上がりになります。玄関上屋根洗浄
腰葺き屋根の塗装の為、洗浄をかけていきます。腰ぶき屋根とは軒先に板金やカラーベストなどの軽い屋根を葺きその後ろに瓦屋根を葺くやり方です。軒を広く出す場所に有効で瓦は重い屋根材ですので屋根に負担をかけないように先端を軽くするやり方です。シーラー
屋根の下塗りです。
外壁同様、塗料の密着を高めてくれます。中塗り
選んでもらった塗料を塗っていきます。上塗り
乾燥後、上塗りしていきます。工事完了
お世話ななった足場を外し完成です。